日本デジタルオフィスは11月26日、マイクロソフトのクラウドプラットフォームである「Windows Azure Platform」を活用した電子書籍クラウドサービス「Join!the BOOK(J!BOOK)」の提供を開始した。
J!BOOKは、Twitterとの連携、付せんや音声、写真投稿のほか、アンケートなどのユーザー参加型の機能を組み込んだ電子書籍を制作できるサービス。閲覧ログを分析することで読者ニーズを把握したり、広告効果を測定したりできるため、企業のマーケティングにも活用できる。
サービスはWindows Azure Platformに対応しており、PDFファイルをAzure上に登録するだけで、PCやスマートフォンで閲覧できる電子書籍を自動で作成できる。
さらに、これらの情報と読者の閲覧ログデータを、マイクロソフトのクラウドデータベースである「SQL Azure」に蓄積することで、高度かつ高速な分析機能を、安価に利用できるとしている。分析サービスは、3000ページ、50万ページビューで月額3万円から。書籍データの保管などの総合サービスは、3000ページ、50万ページビューで月額8万円からとなっている。
日本デジタルオフィスでは、今後1年間で600社への導入を目指す。また、2011年4月からは欧米市場に参入し、欧米各国でのパッケージ販売およびクラウドサービスの提供を開始する予定だ。
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