透明ディスプレイという特殊な画面を搭載したC58、他の一般的なトンデモケータイよりも機能という点では後退している。まずカメラがない。てかカメラがあってもこのディスプレイでは写真表示は無理だろう。なので画像表示アプリも入っていない。またディスプレイもフルタッチではない。昔ながらのメニューボタンのみの操作となる。まぁこれも透明ディスプレイでフルタッチなんてやったら世界初になっちゃうわけだし、そんなもの作るのはさすがに無理だろう。
そんなわけで、メニュー画面もアイコンが縦と横にマトリックス状に並ぶのではなく、画面いっぱいに大きなアイコンが1つ表示され、それをスクロールさせることになる。だが透明ディスプレイ上に表示される大きなアイコンはこれはこれでおしゃれというかカッコイイ雰囲気だ。設定画面で細かい文字が表示される様も、まるでSF映画の小道具をいじっているようでもある。ディスプレイが透明になるだけでもこんなにイメージが変わるのに、なんで他のメーカーは似たようなケータイを作らないんだろう?
メニューにあるのはMessage、Audio player、Call center、Phonebook、Settings、FM radio、Organizer、Fun & Games、Alarmの9つ。ゲームはさすがにスライドパズルで、落ちゲーやらレーシングゲームやらは入っていない。てかせっかくだからモノクロ画面用のゲームを透明ディスプレイに対応させてたくさん搭載したら面白いのになぁ。またカレンダーはデジタル時計同様、C58を置物として使いたくなるような気分にさせてくれる。
あとは世界時計で世界地図がでたらいいんだけど、さすがにそれは無理。他のトンデモケータイの内蔵メニューやアプリで多色カラーを使っているものはC58には対応せず、モノクロやモノカラーのものはそのまま黒白で表示となっているようだ。液晶のバックライトの強弱も変更できるが、複数の色に変えられたらもっと楽しいのにねぇ。
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