TISは11月10日、PaaSおよびIaaS領域の企業向けクラウドサービス「TIS Enterprise Ondemand Service」においてIaaS領域のメニューを拡充するとともに、ポータルサイト機能を強化したと発表した。
今回のメニュー拡充では、IaaS領域のメニューとして「ロードバランササービス」と「ネットワークストレージサービス」を追加している。
ロードバランササービスでは、Zeus Technology製のソフトウェアロードバランサのライセンスと、ロードバランサ専用の仮想マシンを、サービスとして1カ月単位で利用できる。大量のトラフィックに対する負荷分散機能を実現し、大規模システムにおいても初期投資を抑えてスタートできるとしている。
ネットワークストレージサービスは、大容量のストレージをサービスとして1カ月単位で利用できるもの。価格は、1Gバイトあたり月額40円。将来、大容量のデータ保管が必要となる場合でも、同サービスを利用すれば小規模からの段階的な拡張が可能になり、コストの最適化が図れるとしている。
また、TIS Enterprise Ondemand Serviceのメニューをより容易に利用するために、従来から提供しているポータルサイトの機能を強化した。ポータルサイトから利用設定できる範囲を、仮想マシン部分からネットワーク部分にまで拡張し、セグメント追加やファイアウォール設定、利用モデルの変更などが行えるようになったという。合わせて、1年以上の利用に適用される長期割引や、一定台数以上かつ一定期間以上で利用する場合の「企業向け長期・大口割引プラン」を用意した。このプランにより、最大20%の割引が適用可能になるとしている。
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