Googleは米国時間11月9日に、検索結果のプレビュー表示を全世界でローンチした。ただし、この機能が全ユーザーのコンピュータの画面上に現れるまでには少し時間がかかるかもしれない。Googleはテストを開始した数週間前にこの機能を披露したが、正式に公開するために十分なテストを実施した、と同社でウェブ検索機能の技術統括者兼マネージャーを務めるJeremy Silber氏は述べた。
Silber氏は、Googleはこの機能を「Instant Previews」と呼んでいると述べた。9日以降、Google検索において、検索結果の横に小さな虫メガネが表示されるようになる。その虫メガネをクリックすると、検索語を強調表示しつつ、その語を含む箇所を拡大表示した大まかなプレビューが生成され、プレビューされたページを実際に参照したければ、クリックしてサイトに移動することができる。
Silber氏によると、検索者はページ全体を実際に参照できるわけではないという。ページを完全に迂回する方法をGoogleが考案したのではないかという懸念は、これにより軽減されるかもしれない。Googleがこの機能をテストする間、検索結果として挙げられたサイトへのクリックスルー率が特に低下することはなかったとSilber氏は述べた。
この機能の目的は、検索結果の下に表示される、リンク先ページを説明する簡単なテキスト以外に、どのサイトが最も自分の要求を満たしているかに関するより有用な情報を検索者に与えることであるとSilber氏は述べた。プレビュー機能を実装した検索企業は、Googleが初めてではない。Ask.comにもプレビュー機能があったが、これをGoogleの規模で、検索結果の表示を遅くすることなく実装するのは、大変な作業である。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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