Microsoftは米国時間11月8日、「Windows Server」プラットフォームに対するいくつかの拡張点を発表した。IT購買者に、プライベートクラウドでの利用準備が整ったハードウェアおよびソフトウェアの構成を提供することを目的とする。
この新しいプラットフォームへの拡張は「Hyper-V Cloud」と呼ばれ、Microsoftが今週開催する年次イベントTechEd Europe 2010の一環として発表された。これは基本的に、Microsoftの顧客やパートナーが、ハードウェア購入に関する習慣を変えることなく、プライベートクラウドを迅速に構築するために利用可能なソフトウェアおよびハードウェアの構成に対する青写真の役割を果たす。
「Hyper-V Cloud Fast Track」という新しいプログラムがこうした構成に対して提供されている。Hyper-V Cloud Fast Trackでは、各構成を同社のプライベートクラウドの基本条件に照らし合わせている。規模やサーバ構成が多種多様な200社の企業が、Microsoftのソフトウェアとクラウドのサービスを利用して自社独自のプライベートクラウドを構築した方法を詳細に説明するHyper-Vの新しい導入ガイドも、このプログラムに沿って提供されている。
Microsoftはまた、Hyper-V Cloud推進の一環として、Dell、富士通、日立、Hewlett-Packard、IBM、NECといったサーバハードウェアベンダーと提携した。これらの企業はこの6カ月間、Microsoftとともに合同のエンジニアリングチームを結成し、適切な仕様を満たすハードウェアとソフトウェアの組み合わせを構築してきた。これによってMicrosoftのシステムの利用を検討するIT購買者は、互換性が保証された、購入すべき適切なハードウェアを特定することができる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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