米連邦取引委員会(FTC)は米国時間10月27日、Googleに対して書簡を送り、同社が「Street View」用車両でWi-Fiデータを誤収集していたことについて、Google社内のプライバシー対策が改善されたためこれ以上の調査を終了すると伝えた。
Googleは5月、同社のStreet View用車両がプログラム上のエラーによって、暗号化されていないWi-Fiネットワークの断片的なデータを受信していたと述べた。カナダ政府の調査によって、世界中でBlu-Rayディスク約12枚分のデータが収集されたことが分かっている。
FTC消費者保護局のディレクターDavid Vladeck氏は、Googleにあてた書簡の中で、同社は「消費者のプライバシーに関するリスクを特定」するために「適切な手続きを作成し導入する必要がある」と述べている。
Googleは10月22日のブログ記事で、同社のプライバシー対策の改善について概略を説明していた。コンピュータ科学者であるAlma Whitten氏をプライバシーに関する責任者に任命したほか、トレーニングを改善し法令順守を徹底するという。
FTCの連絡を受け、Googleは27日、FTCの意向を歓迎するとの声明を発表している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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