独立行政法人 情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)と一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は10月26日、多くのLinuxディストリビューションが採用する「glibc」に権限を昇格される脆弱性が確認されたと「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。
脆弱性が存在するのは、標準Cライブラリであるglibcの「バージョン 2.12.1 on Fedora Core 13」と「バージョン 2.5 on Red Hat Enterprise Linux 5 and Cent OS 5」。この問題が悪用されると、ローカルユーザーによってRoot権限を取得される可能性がある。
また、ほかのバージョンやLinuxディストリビューションも影響を受ける可能性があるという。JVNでは、該当ユーザーは、利用するLinuxディストリビューションが提供する情報を元にglibcパッケージをアップデートするよう呼びかけている。
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