サイボウズは10月25日、招待制の無料グループウェア「サイボウズ Live」を自由登録制にすると発表した。今後は利用者からの招待状がなくてもサービスを利用できる。
2009年11月26日にサービスを開始したサイボウズ Liveの利用者は現在4万1077人、これまでに作成されたグループ数は1万2191にのぼるという。利用用途はビジネスからマンションの管理、在宅医療など多岐にわたる。
今回の自由登録制への移行に合わせてソーシャルネットワーク機能も強化した。サイボウズ Liveにログインしていないユーザーにもビジネスプロフィールを公開できるほか、140文字のマイクロブログを投稿できるようになった。さらに、メールでのみ送ることができた招待状をTwitterのダイレクトメールでも送れるようになった。サイボウズ Live上で知人のTwitterアカウントを検索することもできる。
mixiなどのソーシャルネットワーキングサービス(SNS)で友人を登録するには、個々に申請を出して相手に承認してもらう必要があるが、サイボウズ Liveではグループに参加するだけですべてのグループメンバーがフレンドに登録される。複数のプロフィールを登録し、相手によって公開内容を設定できる「マルチプロフィール」機能にも対応する。
サイボウズ代表取締役社長の青野慶久氏は、サイボウズ LiveがグループウェアからビジネスSNSに生まれ変わったと話す。
「サイボウズ Liveによって、メールでのやりとりがグループという場での議論になる。固定化された名刺の情報ではなく刻々と変化するプロフィール情報でコネクションを管理する。挨拶状を書くのではなくマイクロブログで手軽に多くの人に近況を伝える。このように仕事のやり方は変わっていく」(青野氏)
これまでは無料サービスとして1グループ20名までメンバーを登録できたが、新たに20名を超えた場合でも1名につき月額100円でメンバーを追加できる有料サービスを提供する。有料サービスは2012年2月に開始予定で、それまでは100名まで無料で登録できるという。
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