Intelは米国時間10月19日、新しいチップ製造工場の建設と、アリゾナ州とオレゴン州にある既存工場のアップグレードに60〜80億ドルを投資すると発表した。
この投資により、Intelの新設および現行製造工場は、同社の次世代の22nmマイクロプロセッサ構築に向けて強化される予定である。22nmマイクロプロセッサの搭載により、より高い性能とより長い電池寿命をより低コストで提供する、これまで以上にスマートなデバイスが将来登場する可能性がある。
Intelは19日、同社が22nmプロセスで製造する初のマイクロプロセッサ(開発コード名「Ivy Bridge」)は、2011年後半に製造を開始する予定であると述べた。
今回の投資は、Intelの世界中の製造工場の4分の3に相当する同社の米国の工場施設への資金の投入以外にも、6000〜8000人分の建設関連雇用に続いて800〜1000人分のハイテク関連雇用を創出し、現行工場の従業員の雇用維持にも貢献することが見込まれる。
Intelのプレジデント兼最高経営責任者(CEO)を務めるPaul Otellini氏は声明で、「19日の発表は、ムーアの法則のさらに続く進化における次段階、および、Intelと米国の将来への投資に対するさらなる意志を反映するものである」と述べた。「数十億ドルというわれわれの投資によって直ちに得られる最大の効果は、新しい工場の建設と既存の4工場のアップグレードに関連する数千人分の雇用の創出と、それに続く高賃金なハイテク製造関連雇用の創出である」(Otellini氏)
「D1X」と名づけられたオレゴン州の新しい製造工場では、2013年に同社の研究開発事業が開始される予定である。アップグレード予定の工場は、「Fab 12」および「Fab 32」として知られるアリゾナ州の2工場と、「D1C」および「D1D」というオレゴン州の2工場である。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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