5つの地域インターネットレジストリ(RIR)を代表する団体Number Resource Organization(NRO)は、米国時間10月18日、今日のインターネットの主流技術であるIPv4で使用可能な43億のアドレスのうち95%がすでに使用されていると発表した。NRO会長のAxel Pawlik氏は声明の中で、「これは、インターネットの寿命において重要な節目であり、まもなくIPv4の最後のブロックをRIRに割り当てなければならないことを意味している」と述べている。
IPv4のアドレスが残り少なくなっているため、Pawlik氏をはじめ多くの人が、インターネットの運用に関わる人たちに対して、より収容力の大きいIPv6のサポートを始めるよう主張している。Comcast、Google、Facebookといった主要企業はIPv6に対応するための作業を進めているが、多くのより小規模な企業はまだ作業にとりかかっていない。NROは、土壇場でのIPv4アドレス獲得の混乱はないと考えながらも、「インターネットのコストを上昇させ、グローバルネットワークの安定性と安全性を脅かす可能性があるIPv6の無秩序で性急な採用」の危険を防止するため、IPv6への対応を促している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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