日本オラクル、アイデンティティ管理基盤「Oracle Identity Management 11g」を発表

富永恭子(ロビンソン)2010年10月14日 18時03分

 日本オラクルは10月14日、アイデンティティ(ID)管理基盤「Oracle Identity Management 11g」を発表した。同製品は「Oracle Fusion Middleware 11g」のコンポーネントとして、コンプライアンス機能を提供するものだという。

 Oracle Identity Management 11gは、開発者にIDおよびパスワード管理、強固な認証および認可、ワークフロー、監査の共有サービスを提供し、アプリケーション上のセキュリティ強化と運用を簡素化するという。また、オンプレミスおよびクラウド型のSaaSアプリケーション向けに単一の管理機能を提供するため、企業システムの環境変化に柔軟に対応できるとしている。

 Oracle Identity Management 11g製品ラインの新機能は、人事イベントと連動したIDライフサイクル管理を実現する「Oracle Identity Manager 11g」、エンタープライズおよびウェブアプリケーション向けのシングルサインオン(SSO)を実現する「Oracle Access Manager 11g」、厳密な認証と不正行為の予防検知による不正アクセス防止を実現する「Oracle Adaptive Access Manager 11g」、ロールライフサイクル管理とIDコンプライアンスの包括的なソリューションを提供する「Oracle Identity Analytics 11g」、迅速な連携を求めるアプリケーションに対して、複数の認証基盤との連携やWS-Trust仕様に基づくセキュリティトークンの発行、検証、交換を可能にする「Oracle OpenSSO Fedlet 11g」および「Oracle OpenSSO STS 11g」、すべてのOracle Identity Management 11gコンポーネント向けに最新の監視、診断、性能管理を提供する「Oracle Enterprise Manager Grid Control Management Pack for Identity Management 11g」から構成される。

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