米保証会社のSquareTradeは「iPhone」の故障率を分析し、「iPhone 4」における最初の4カ月のスクリーン破損が「iPhone 3GS」の時と比べて82%多いと発表した。しかし、これについて大騒ぎする前に、この報告書の末尾にあるいくつかの事実に注意を向けることが重要だ。
4カ月のデータだけでも、iPhone 4は前機種に比べ大幅に物理的損傷を受けやすいことは明らかだ。アルミノケイ酸ガラスは従来のガラスと少なくとも同じくらい割れやすいように思われるうえ、壊れる可能性のある表面積が2倍になっている。破損問題が大きくなっているとはいえ、この破損率をより大局的に考慮することが重要だ。全体的にいって、iPhoneは依然としてとても丁寧に製造された機器であり、事故以外の故障率は他のほとんどの消費者向け電子機器よりもはるかに低い。SquareTradeが2008年11月にスマートフォンの信頼性を比較した調査では、iPhoneは「BrackBerry」や「Palm Treo」よりも信頼性がはるかに高かった。われわれは近日中にこの報告書をアップデートし、最新の「Android」携帯電話のデータを加える予定だ。iPhoneは、ガラスが2倍になったとしても、全体的な故障率は競合製品より優れているといえるだろう。
つまり、iPhoneは、スクリーン破損の報告が大幅に増えているといっても、まだ競合製品よりも優れているというのだ。また、82%の増加というのはかなり大きいように見えるが、実際のところは、スクリーン破損を報告したユーザーの割合がiPhone 3GSの2.1%からiPhone 4では3.9%に増えたということになる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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