NTT Com、「Biz ホスティング エンタープライズ」を機能強化--Oracle VMにも対応

ZDNet Japan Staff2010年10月13日 19時19分

 NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は10月13日、企業の基幹システムや情報インフラ基盤に対応する仮想化技術を活用したホスティングサービス「Biz ホスティング エンタープライズ」に機能追加を行うと発表した。

 今回の機能追加のポイントとして、NTT Comでは「ハイブリッドクラウド」および「シームレス・クラウドマネジメント」を挙げている。

 ハイブリッドクラウド(クラウド/オンプレミス連携)は、ユーザー独自の業務要件やアプリケーション要件に応えて自社運用(オンプレミス)のサーバや各社のクラウドサービスを連携し、柔軟に使い分けられる環境を実現するもの。これにより、ユーザーはICT設備を自社運用、プライベートクラウド、パブリッククラウドのそれぞれに適材適所で配置可能となり、機能面、コスト面の両方でシステムを最適化できるとする。

 また、シームレス・クラウドマネジメントは国内外ネットワークと自社運用、プライベートクラウド、パブリッククラウドの全体を通した品質管理を提供するもの。専門スキルを持った経験豊富なエンジニアが運用管理にあたることより、トラブル発生時にワンストップでの対応が可能という。

 そのほか、運用実績が豊富な専門エンジニアがユーザーの現状や要望に基づくシステム全体の最適なデザイン設計のコンサルティングを行う「全体最適化/導入コンサルティング」を新たに提供するほか、IPv6への対応によるコネクティビティ強化などが行われる。

 加えて、対応ハイパーバイザとして、これまで提供してきた「VMware」、マイクロソフトの「Hyper-V」に加え、新たに日本オラクルの「Oracle VM」も選択可能となる。これにより、それぞれの業務に最適な仮想化基盤を選択し、それらを組み合わせた柔軟なシステムを構成することが可能としている。

 提供価格例は、標準的なプライベートクラウドソリューションの場合、初期費用が127万円、月額費用が63万円からとなっている。なお、同サービスの導入事例としては、ファーストリテイリングの全社基幹系クラウド基盤があり、Hyper-Vクラウド基盤、Oracle VMクラウド基盤、Oracle Exadataを利用した専用ホスティングサービスおよびグローバルネットワークなどが既に本格運用を開始しているという。

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