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DNP、会話を聞こえにくくする“ポスター”開発--「聴覚マスキング」応用

新澤公介(編集部)2010年09月24日 18時27分
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 大日本印刷(DNP)は9月24日、他人に聞かれたくない、秘匿性の高い会話を周囲に聞こえにくくする音楽データ生成ソフトを開発したと発表した。このソフトと“しゃべるポスター”「ポスラサウンドパネル」を組み合わせたシステム「ポスラサウンドパネルforスピーチプライバシー」を10月に発売する。

 今回開発された音楽データ生成ソフトで生成したBGMを流すことで、会話の内容を周囲に聞こえにくくする。音楽に含まれる音成分と類似する周波数を持つ音声は、どちらか片方が聞こえにくくなる「聴覚マスキング」と呼ばれる現象に着目して開発された。

  • 「ポスラサウンドパネルforスピーチプライバシー」では聴覚マスキングを応用している

  • 「ポスラサウンドパネルforスピーチプライバシー」の表面

  • 「ポスラサウンドパネルforスピーチプライバシー」の背面。パネルの全面から音声を発することができる

  • 調剤薬局内での実証実験の結果

 この聴覚マスキングをより効果的にするため、BGMの音源に特殊なフィルタ処理を施し、人が発する音声を聞こえにくくする音楽データを生成。これにより大音量でBGMを流す必要がなくなり、人の耳に心地よい音を流して会話の秘匿化が図れるとしている。調剤薬局内で実施した実証実験の結果によると、薬剤師との会話が聞こえにくい環境になることが確認できたという。

 価格は下表の通り。DNPでは、ポスラサウンドパネルforスピーチプライバシーや店頭POPなど関連する製品で、2011年度までに1億円の売り上げを目指す。

ポスラサウンドパネルforスピーチプライバシーの価格
サイズ1〜10部11〜30部 31〜50部
A2、B213万円12万円11万5000円
A1、B115万5000円14万円13万円
価格は税抜き単価。本体ポスターとCDプレーヤー、秘匿化音源CD1枚を含む

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