NECは9月17日、統合脅威管理アプライアンス「UNIVERGE UnifiedWall」において、ユーザーの要件に合わせてセキュリティ機能を拡張できる新モデルの販売を開始した。
UNIVERGE UnifiedWallは、チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズが提供するネットワークセキュリティソフトウェア「Check Point R71」と、NECのハードウェアを組み合わせたアプライアンス製品。ファイアウォール、ウイルス対策、URLフィルタリングなど複数のセキュリティ機能を装備する。
新製品では、利用するセキュリティ機能をより柔軟に選択、拡張できるようにした。これにより、初期導入時には最小限の機能のみを利用することでライセンス費用を抑えることが可能になるという。また、ファイアウォールの処理性能(スループット)を、従来機種と比べて最大で2.5倍向上させるなどの強化を行った。これにより、ファイアウォール利用時でも高速な通信を実現するとしている。
今回、企業の支社・支店や中小規模オフィスに最適なエントリモデル「UNIVERGE UnifiedWall 100」を新たに用意し、ラインアップを拡充した。同製品は、上位モデルと同様に複数のセキュリティ機能を備えており、総合的なセキュリティ対策をより低コストで実現可能という。
価格は、スループット0.8GbpsのUNIVERGE UnifiedWall 100が69万円より。スループット2.5GbpsのUNIVERGE UnifiedWall 1100が162万円より。スループット3GbpsのUNIVERGE UnifiedWall 2100が288万円より。スループット4.5GbpsのUNIVERGE UnifiedWall 4100が429万円より。価格はいずれも税別。11月15日より出荷が開始される。
NECは、新製品を企業や官公庁などに向けて拡販し、UNIVERGE UnifiedWallシリーズ全体について、今後3年間で1000台の販売を目指すという。
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