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サイベース、インメモリDBなどのオプションを追加した「Sybase ASE」最新版

ZDNet Japan Staff2010年09月16日 10時56分
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 サイベースは、リレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)の最新版「Sybase Adaptive Server Enterprise(ASE) 15.5」を、10月1日に出荷開始すると発表した。

 Sybase ASEは、ビジネスクリティカルなシステム向けのデータベース管理プラットフォーム。用途や規模に応じて「Enterprise Edition」と「Small Business Edition」の2種類が提供されている。最新版では、Enterprise Edition向けに「インメモリ・データベース」および「アドバンスト・バックアップサービス」の2つのオプションが新たに追加された。

 インメモリ・データベース・オプションでは、ディスクではなく物理メモリ上に論理領域を作成してデータやログを書き込む機能を提供する。完全にメモリのみに常駐するため、ディスクI/Oがゼロになり、パフォーマンスが大幅に向上するという。同オプションは、トレーディングシステムの参照と不正取引検知のような、読み込みが中心の低遅延性と高い同時実行性が必要な処理などに適しているという。同機能は、Sybase ASE 15.5に完全に統合されているため、オプションライセンスを購入すれば、設定変更だけで利用が可能になる。

 アドバンスト・バックアップサービス・オプションは、IBMのシステム管理ソフトウェア「Tivoli Storage Manager(TSM)」を導入済みまたは導入予定のユーザーが対象となるオプション。同オプションの導入により、TSMとASEバックアップサーバが統合され、データバックアップの効率をさらに向上させることが可能となる。

 そのほか、Sybase ASE 15.5では、新しいバックアップ圧縮技術による効率向上、管理性が向上したテンポラリデータベース、複数の同時障害からの回復機能のサポートによる可用性の強化といった、コア機能の拡張も行われているという。

 なお、新バージョンより、物理マシン上にある複数CPUの一部分に対してライセンスを行う「サブキャパシティ・ライセンス」が適用されます。これにより、コア単位でのライセンス利用が可能となり、社内クラウドなどの仮想化環境において、よりリーズナブルな価格で利用することが可能という。

 価格は、インメモリ・データベース・オプションがコアあたり279万9000円(全プラットフォーム共通)。マルチコア・スケーリング係数導入後の価格は、Solaris(SPARC)、IBM AIX、 HP-UX、Linux on Powerの場合、コアあたり209万9250円。Windows、 Linux(on Power以外), Solaris(UltraSPARC T)の場合、コアあたり139万9500円。

 アドバンスト・バックアップサービス・オプションがコアあたり167万9000円(全プラットフォーム共通) 。マルチコア・スケーリング係数導入後の価格は、Solaris(SPARC)、IBM AIX、 HP-UX、Linux on Powerの場合、コアあたり125万9250円。Windows、 Linux(on Power以外)、Solaris(UltraSPARC T)の場合、コアあたり83万9500円。

 両オプションの利用にあたっては、Sybase ASE Enterprise Edition 15.5のライセンスが別途必要となる。Sybase ASE Enterprise Editionの価格は、コアあたり619万8000円。マルチコア・スケーリング係数導入後の価格は、Solaris(SPARC)、IBM AIX、 HP-UX、Linux on Powerの場合、コアあたり468万5000円。Windows、 Linux(on Power以外)、Solaris(UltraSPARC T)の場合、コアあたり309万9000円。Small Business Editionの価格は、1CPUあたり76万9000円(全プラットフォーム共通)。

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