サイベースは1月22日、聖路加国際病院がサイベースDWH用データベース「Sybase IQ」の採用を決定したと発表した。
Sybase IQは、独自のアーキテクチャにより、高速なレスポンス、柔軟な分析、効率の良いデータ圧縮、容易な運用管理を実現するという。聖路加国際病院ではこれまで、電子カルテに記載された各種診療データを汎用データベースに蓄積し、必要に応じて情報システム部門がフロントエンドのMicrosoft Accessに抽出して検索および分析を行ってきたが、同病院が利用していた汎用データベースでは、データ量の増加に伴い、データ抽出に時間がかかるという問題があった。
同病院は、診療データ抽出のテストで複数のデータベースを検討した結果、Sybase IQがもっとも満足のいくスピードを達成できることから、既存の汎用データベースからのリプレースを決定したとしている。2月にSybase IQに診療データを移行し、抽出を開始する。
サイベースは、今回の導入実績をもとに、電子カルテを中心とした診療データの蓄積と分析の利用事例を他の医療施設などにも展開するとしている。
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