前編では中堅・中小企業でも活用可能なリモートデスクトップサービスにおける3つの形態を挙げると共にその課題について取り上げた。
いずれのサービスも
- デスクトップ環境をホストするためのハードウェア投資が不要
- リモートPC側にデータを残さない
といった特徴を持ち、中堅・中小企業が考えるリモートデスクトップサービスの基本的なニーズを満たしている。
しかし、
- 既存PCがそのまま利用可能か?(専用のシンクライアント端末が必須でないか)
- 既存のアプリケーションを利用できるか?(特にMicrosoft Officeや専用クライアントモジュールが必要な業務アプリケーション)
- 一般の社員が継続的に利用することを想定した場合のコストは現実的か?
といった課題も残っていた。
だが、これらをクリアできるソリューションも登場し始めている。
後編となる今回はリモートデスクトップサービスの最新動向とその活用ポイントについて解説していく。