GoogleとAOLは米国時間9月2日、グローバルレベルでの提携を更新(および拡大)したと発表した。
両社は5年間の契約更新を行った。これにより、Googleは引き続きAOLの「コンテンツネットワークおよびサイト」に検索サービスを提供していくほか、AOLのすべてのサイトに広告サービスを提供する。
また、Googleは今後、AOLのモバイル検索を強化し、AOLはすべての動画コンテンツを「YouTube」で利用できるようにする。
両社は売り上げの分配についても合意に達しているが、詳細は明らかにしなかった。
GoogleとAOLは5年前に初めて提携関係を結んだ。その際、GoogleはTime Warner傘下のAOLに10億ドルの投資を行い、同社株の5%を引き受けることに同意した。また、自社の広告プラットフォームで利用する分として3億ドル相当の与信を供与し、AOLはGoogle.comやパブリッシャーのウェブサイトにおける広告への投資にこの与信を使った。
AOLにとってこの提携の最も重要な側面は、Googleのウェブクローラーにとらえられやすくなるよう「AOLの各サイトのウェブマスターにコンテンツを設計させる」ことを可能にした条項だったのかもしれない。Googleの検索製品およびユーザーエクスペリエンス担当バイスプレジデントMarissa Mayer氏は当時、この契約が「(同社の)核となる検索アルゴリズムに影響を及ぼす」ことはないと、ただちに指摘していた。
今回の契約更新に際し、GoogleとAOLはいずれも、GoogleにAOLの検索効果向上を助ける意志があるのかどうかについて触れなかった。Googleにコメントを求めたが、回答は得られていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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