真のプロフェッショナルとは--胸に刻むべき10の心得 - (page 4)

文:Alan Norton(TechRepublic) 翻訳校正:村上雅章・野崎裕子2010年09月06日 08時30分

#10:笑顔を絶やさず、常に前向きな態度で臨む

 このことは筆者にとって、どの会社で働いているかに関係なく最も困難であった。仕事上の問題に悩み、惨めな気持ちでいる時に笑うというのは、自分自身と世の中に嘘をついているようにしか思えなかったからである。

 筆者も今では、何をやってもうまく行かないと感じている日に愛想良く振る舞うことは不誠実な行動に該当しないと理解している。こういった振る舞いは実際のところ、自らの態度がいかに相手に影響するのかを気に掛けた、思いやりのある行動なのである。不満を伝える相手はマネージャーだけにしておくべきだろう。「憂鬱な気持ちを共有する」というのは、プロフェッショナルのすることではない。

 困難な時でも愛想良く振る舞ってこそプロフェッショナルである。

最後に

 プロフェッショナルと一緒に働くことは喜びである。そして筆者は幸運なことに、本当に称賛に値するプロフェッショナルと共に働く機会を得てきた。とは言うものの、プロフェッショナルらしい働きや振る舞いができていないにもかかわらず、プロフェッショナルとして接するよう求める人物が何人かいたことも事実だ。

 真のプロフェッショナルの良い例は、医療従事者に目を向ければ簡単に見つけられるはずだ。最も尊敬できる医者を思い出し、自らのプロフェッショナルな姿を重ね合わせるよう努力すればよいのである。

 あなたは、本記事で挙げていることをいくつ実践できているだろうか?いくつかの項目でもっと努力が必要だという場合でも、落ち込む必要はない。ただ、プロフェッショナルらしくない行動は、あなたやあなたの会社の印象を悪くするおそれがあるということは覚えておいてもらいたい。いったん悪い印象を与えてしまうと、なかなか払拭できないものである。自らの至らない点を自覚し、プロフェッショナルとしての印象を向上させるための取り組みを今日から始めるようにしてもらいたい。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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