こうしたITインフラは、エンドユーザーが実際に使うアプリケーションを支える基盤だ。特に近年はコンシューマライゼーションの重要性が叫ばれており、インフラとアプリケーションの間のアプリケーションプラットフォームが存在感を増している。
「新しいトレンドとして、これまでとは異なるクラウドが台頭してきている。新世代の開発者は、面倒な作業抜きでITインフラから新しいアプリケーションをデプロイしたいと考えているが、だからこそ新たなアプリケーションフレームワークが求められているのだ。この部分こそ、まさに(アプリケーション)ポータビリティの接着剤の役割を果たす」(Maritz氏)
また、「SaaSベースのアプリケーションがビジネスの世界に広がりつつある」とMaritz氏は言う。
「VMwareの社内インフラに15のSaaSがあることがわかった。私は承認した覚えがないのだが、知らず知らずのうちに入ってきている。80年代の終わりにPCが会社に入り込んできたのと同じように、現在もアプリケーションを一貫したかたちで管理できるようにすべきだ」(Maritz氏)
こうした新たなトレンドを踏まえた上で、VMwareはIT as a Serviceを実現するために、同社製品群を3つのスタックで分類。各スタックに自動化とセキュリティが必要だとして、それぞれに対応する新製品を発表している。
会議にiPadを持ち込む風景が当たり前になるように、社内にさまざまなデバイスが持ち込まれている今、IT部門はセキュアで一貫性のある環境を提供しなければならないと訴え、Maritz氏は講演を終えている。
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