MySpaceがある種の譲歩をついに決意した。ライバルであるFacebookの優位性が非常に大きくなったことから、同サービスのソーシャルコネクション網と同期しないのは間違いとなると考えたようだ。News Corp.が所有するソーシャルネットワークMySpaceは、2009年にうわさになったように、同サービスとFacebook(そしてTwitter)との同期を開始した。これにより、ユーザーはステータスアップデートや共有コンテンツのクロスポストが可能となった。
今回の動きは、MySpaceプロファイルのデザインが最近になって改修されたことや、TwitterやFacebookのAPIが組み込まれたことを考えれば、かなり明らかだ。
「同期」は、個人のMySpaceユーザーだけでなく、バンドやセレブにも適用される。今回の件がMySpaceにとって不可欠である理由の1つに、同サービスがFacebookの「ファンページ」に完全に敗北するという重大な危機に直面しているということがある。MySpaceが初期の段階で人気を得たのは、インディー系ミュージシャンにとって存在の確立とファン層の管理が可能だったためだ。しかし、Facebookのファンページが登場し、予想を上回る成功を収めてからは、その輝きも失われていた。
「特に、MySpace Music上のミュージシャンにとって刺激的な出来事だろう。このツールをMySpace Musicでの存在を補うものとして使用し、完全なアルバムカタログを含む膨大なコンテンツライブラリを共有することが、Facebookファンページを好む人々と可能となる」とMySpaceからのリリースには説明されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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