Intelは米国時間8月27日、第3四半期の売り上げが同社のこれまでの予想を下回る見込みだと発表した。
世界最大のチップメーカーであるIntelは第3四半期の売り上げ予想を108億ドル〜112億ドルと修正した。以前は112億ドル〜120億ドルを見込んでいた。
「成熟した」市場において消費者向けパソコンの需要が思ったほど伸びなかったために売り上げ予想は下方修正されたが、サプライチェーンの在庫は新しい見通しに一致しそうだとIntelは説明している。
これは市場調査会社IDCが出していた第3四半期予想とも一致する。同社は先週、8月のグローバル市場におけるプロセッサ需要が予想を下回る見込みだと発表していた。
Intelは、収益力を示す重要な指標となる売上総利益率について、第3四半期は66%プラスマイナス1ポイントと予想している。これは67%プラスマイナス2ポイントとしていた以前の予想を下回る。「出荷数減少の影響は、企業の需要が堅調であるために平均販売価格がやや上がったことで部分的に相殺される」とIntelは述べた。
それ以外の点で第3四半期予想に変更はない。同四半期に関する予想には、8月26日以降に完了する可能性のある、いかなる買収、合併、その他の類似した取引の影響も含まれない。
Intelは19日、セキュリティソフトウェア企業McAfeeを70億ドル超の規模で買収すると発表した。この買収は2010年末までに完了する予定だ。また、Texas Instrumentsのケーブルモデム部門の買収も16日に発表している。この買収の金銭的詳細は明らかにされておらず、買収の完了は第4四半期を予定している。
6月26日締め第2四半期決算でIntelは、同社史上最高クラスの四半期利益となる純利益29億ドル(1株あたり51セント)を計上していた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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