logo

米有力著作権エージェント、米アマゾンとのデジタル書籍独占提供契約を撤回

文:Don Reisinger(Special to CNET News) 翻訳校正:緒方亮、長谷睦2010年08月26日 13時25分
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 有名著作権エージェントのWylie Agencyは7月、オンライン小売のAmazon.comと歴史的な契約を結んだが、このほど、この契約を撤回した。

 Wylie AgencyとAmazonの契約の内容は、Norman Mailer氏の「裸者と死者」やRalph Ellison氏の「見えない人間」など、Wylie Agencyが担当する作家の一部作品のデジタル版について、2年間にわたりAmazonの電子書籍端末プラットフォーム「Kindle」に独占提供するというものだった。

 この合意は、該当作品の従来版書籍の出版社を介さず、書籍の著者や遺産管理財団に対して実質的により多くの収入をもたらす内容だったため、画期的なものと考えられていた。

 Wylieがアマゾンに提供した20作品のうち13作品を出版しているRandom Houseが、この合意に異議を唱えた。The Wall Street Journal(WSJ)によると、Random HouseはWylieと、当該作品のデジタル版は「Kindle Store」においても従来版書籍の出版社であるRandom Houseが発売するということで、合意に至ったという。

 WSJの報道によると、Amazonは米国時間8月24日に問題の電子書籍13作品を削除したが、Random Houseの関係者はWSJに対し、作品は「1週間以内に」Kindle Storeに戻ると語ったという。

 WylieとRandom Houseが結んだ合意内容の詳細は明らかにされなかった。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

-PR-企画特集