OpenSolarisプロジェクトの運営を監督するOpenSolaris Governing Board(OGB)は米国時間8月23日、同プロジェクトの新しい所有者となったOracleの対応を理由に解散を決定したことがOGBの議事録から明らかになった。
Solarisのオープンソース版を開発する取り組みの一部は「Illumos」という新しいプロジェクトに残るが、OracleはSolaris正式版の準備が整ってからコードをリリースすることを考えているため、Illumosでソースコードが日々リリースされるようなことはない。
OGBが可決した申し立てでは、OracleがOpenSolarisの将来に関してOGBと連絡する窓口を設けなかったことや、OracleがOpenSolaris Communityとのパートナーシップを一方的に終了させることを決定したという内容の電子メールを従業員に配信したこと、もはやOpenSolarisのコードベースをオープンに開発するための熱意がOracle(とOGB)の手を離れて他のコミュニティーに移動してしまっていることなどが解散の要因に挙げられている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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