Googleの「Street View」撮影車両がWi-Fiネットワークの情報や伝送データを詳細にわたり収集していた問題で、同社の法務担当者が10月にスペインの裁判所に出廷し、説明を行うことになった。
スペインのインターネットの権利擁護団体であるAPEDANICAは現地時間8月16日、マドリッドにある裁判所がGoogleに10月4日の出廷を命じたことを明らかにした。Googleは、データ収集に使われた機材や収集したデータの性質、影響を受けた顧客の数について詳細を説明するよう求められる予定だ。
Googleの広報担当者は18日、ZDNet UKに対し「当社はスペインの関係当局が抱くあらゆる疑問に回答するよう、当局に協力している」と述べた。
APEDANICAは、4月にGoogleのネットワーク探知行為が表面化したことを受けて、6月にスペイン当局に対し苦情を訴えた。今回の問題については、ドイツのデータ保護当局が先に同社に苦情を申し立てており、GoogleのStreet View撮影車両が「Google Maps」向けに建物を撮影しながら移動する際、Wi-Fiネットワークのメディアアクセス制御(MAC)アドレスおよびサービスセット識別子(SSID)の詳細を収集していたと述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」