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Twitterなどのソーシャルグラフと既存サイトを連携する「ngiソーシャルコネクト」公開

岩本有平(編集部)2010年08月20日 18時24分
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 ngi groupは8月20日、TwitterやFacebookなどのソーシャルグラフ(人間関係)をもとに、企業やウェブサイト運営者がマーケティングやプロモーションを行う「ソーシャルグラフマーケティング事業」を開始すると発表した。事業の第1弾サービスとして、「ngiソーシャルコネクト」の提供を開始する。

 ngiソーシャルコネクトはTwitterやFacebookのソーシャルグラフを既存のウェブサイト上で利用するためのプラットフォーム。ngiソーシャルコネクトを導入したサイト上での行動や嗜好(しこう)といった情報を、ソーシャルメディア上の友人とシェアできる。たとえば、ユーザーがあるサイト上のコンテンツを評価する「イイネ」というボタンを押下すると、あらかじめ認証を済ませたTwitterやFacebookアカウントに「『イイネ』とコメントした」という内容が投稿される。

 これによって、ユーザーは各ソーシャルメディアに1つずつアクティビティを投稿する必要がなくなる。また、サイト運営者は複数のソーシャルメディアとの接続機能を個別で開発することなく、ソーシャルグラフへの伝達手段を得られるという。さらにソーシャルメディアでのコメントやアクセスなどを解析する機能も利用できる。

 導入サイトにはブログパーツも提供する。このブログパーツでは、サイトに訪れたユーザーのソーシャルグラフやサイト上でのアクティビティなどを閲覧できる。同じタイミングに同じサイトを閲覧しているユーザーも表示される。

 サービス開始時点ではTwitterとFacebookのみに対応するが、今後そのほかのソーシャルメディアにも対応していく予定。iPhoneやAndroid端末向けアプリで利用できるSDKも提供することも予定している。将来的には投資先企業やグループ会社とも協力し、プラットフォーム上で広告を展開するなど、収益手段についても検討していくという。

ngiソーシャルコネクト 「ngiソーシャルコネクト」の概念図

 すでにアエリア、サイバースター、GABA、PRニュース、ベンチャーリパブリックの5社が導入を予定しており、9月にも各社のサイトに機能が実装される見込み。当面は法人にのみ機能を提供する。2011年3月期末までに50サイトへの導入を見込む。

ngi group代表執行役社長の金子陽三氏 ngi group代表執行役社長の金子陽三氏

 ngi group代表執行役社長の金子陽三氏は、「ゲームばかりがソーシャル化の流れとして注目されるが、本当はもっと広い分野で利用されるもの。そこに何か貢献できるサービスがないかと考えた」と新事業開始の経緯を語る。

 「SGO(Social Graph Optimization)、SMO(Social Media Optimization)などといった言葉が出てきているが、その本質が『ソーシャルグラフマーケティング』。これまで検索中心だった世の中が、ユーザー自体が情報のハブになるように変わってきた。我々は、このソーシャルグラフをビジネスやマーケティングに生かすべく事業を展開していく」(金子氏)

 2009年に社長交代や大幅なリストラを実行し、経営の合理化を図ったngi group。7月には投資部門についても増員しており、投資と新事業の二本柱で「投資のゲインに依存している体質から脱却し、中立な立場でサービスを展開する事業会社として成長していく」(金子氏)としている。

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