任天堂のように--ソーシャルゲーム市場の拡大を目指す「ハンゲーム」のオープン化 - (page 3)

鳴海淳義(編集部)2010年08月16日 13時25分
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--海外展開はまずどこの国に進出しますか。

 当然、韓国です。今回の新戦略は日本発のものです。韓国のハンゲームもまだ詳細はお話できないですが、日本と同様にリアゲー、オープン化を検討しています。

 自社で作ったゲームは韓国にも展開していきますし、またパートナーのなかで、携帯電話のゲームは作れるけど、スマートフォンは余裕がないというところには我々が開発費を出して、完成したゲームをグローバル展開するということも話しあっていますね。

--NHNは韓国で高いシェアを持つ。そこに提供されるとビジネス的インパクトは相当大きいのでは。

 韓国におけるNHNの影響力は大きいですし、また韓国の方はネットに対するリテラシが高い。日本のソーシャルゲームが出れば一気にダウンロードされて、みんなが遊び始めるというのは想像できます。

 いま韓国ではスマートフォン向けの大規模な多人数同時参加型オンラインRPG(MMORPG)の開発が進んでいます。おそらく米国でもそういったものは作れないので、韓国の強みになると思います。

 一方でソーシャルゲームはいま米国が一番強い。次に日本か中国だと思いますが、日本が作るソーシャルゲームはクオリティが非常に高いです。日本で作ったソーシャルゲームを韓国に持って行くというのは意味があると思いますね。

--韓国の次はどこへ。

 まだわからないですが英語圏を検討しています。そのときに日本のソーシャルゲームが英語圏で通用するのかどうかが面白いところですね。

--mixi、GREE、Yahoo! モバゲーなども海外展開を視野に入れています。Facebookも強力なライバルになりそうです。

 いまの状況は、プラットフォームとコンテンツの2つが両方とも標準化された分、飽きられやすくなってきたところ。私どもはプラットフォームとしてとんがった部分を提案し、新しい価値を持ったゲームが出てくることを期待しています。

 任天堂のニンテンドーDSのようなプラットフォームをイメージしています。当時ファミコンが出て、プレイステーションが出て、似たようなゲームがいっぱい出てきたところに、ニンテンドーDSが出たじゃないですか。同じようにモバゲータウンやGREEはプレイステーションみたいなものと思っていて、我々はちょっと違うものを出したいです。

--ニンテンドーDSがタッチパネルを使った新しいカテゴリのゲームが生まれる土壌になったように、ハンゲームもリアゲーで新しいソーシャルゲームの誕生を導くと。

 そうですね。そして今後はゲーム以外の領域でも使えると思っています。直感的に理解しづらいところもありますが、実際にゲームがどんどん出てくるとわかると思います。

 Wiiでヌンチャク型のコントローラが出るときに、みんなそれはダメでしょう…って思ったかもしれません(笑)。今回のハンゲームもそれに近いものがあると思うんですよね。

 パートナーにはリアゲーの要素や3つのプラットフォームの要素をなるべく組み込んで、いままでにないようなゲームを作っていただきたいです。そういうものが出ればソーシャルゲーム市場の活性化につながるので、我々としても条件面で譲歩したり、援助したりといった取り組みもできると思っています。

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