あなたは、大きな成功を勝ち取るうえでの妨げとなるような誤った信念を持っていないだろうか?本記事では、ビジネスライフコーチを務める筆者が、さまざまな企業を見てきた自らの経験から、成功を勝ち取るための4つの戦略について解説している。
筆者の元には、自らや自社が成功を勝ち取るうえで役に立ちそうな戦略や新たなアイデアを模索しているクライアントが数多く訪れる。彼らは、ライバルを制するうえで役に立つ「究極の」コンセプトを探し求めているのである。
筆者はこのような相談を受けた際には喜んで、自らのリサーチや経験から導き出されたアドバイスを提供している。しかし、成功に向けた選択肢を彼ら自身が既に持っている場合もあり、その点を指摘すると彼らは驚きを示すのである。
以下に、もっと使用されて当然だと筆者が考えているお気に入りの戦略を4つ紹介する。
大きな成功を勝ち取った人の多くは、その成功を勝ち取るまでに何度も失敗を繰り返している。歴史を紐解いてみても、大きな成功を1つ勝ち取ったことを除けば、その分野において失敗ばかり重ねていたという人の話がたくさんある。伝説の野球選手であるBabe Ruth氏は長年にわたって通算ホームラン記録を保持していたが、同氏がリーグ内の誰よりも数多く打席に立ち、三振の数でも他を寄せ付けなかったということはあまり知られていない事実である。企業にとっても同様のことが当てはまる。挑戦する回数を増やせば、成功の数も増えるはずだ。
たいていの企業では、電子機器や学習支援教材を利用して訓練された若い社員の方が、年齢の高い社員よりも生産性が高いと考えられている。こういった誤った考えのせいもあり、多くの企業は(人件費の削減と生産性の向上を目的として)50歳以上の社員を解雇している。しかしThe New York Timesの医療および科学担当編集者であるBarbara Strauch氏によると、年齢の高い社員の方が、複雑な問題により迅速に対処できるという。また、同氏は『The Secret Life of the Grown-Up Brain』(大人の脳の秘密)という書籍の中で、年齢の高い社員ほど、複雑な人間関係が絡む問題をよりうまく扱えるとも主張している。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」