ユラス、モバイルマーケティングを支援するCRM「MA3」を発表

冨田秀継(編集部)2010年08月05日 12時18分

 ASP事業を展開するユラスは8月5日、大規模モバイルサイト向けCRM「MA3」を発表した。同日より販売を開始する。

 MA3(Marketing Agent 3)は、クラウド型のモバイルマーケティングシステム。数千万会員規模に対応するインフラと運用管理を提供するサービスで、「施策立案」「実施」「実績収集」「可視化」「プロファイリング」の5つのステップでマーケティング施策を支援する。

 MA3で提供されるメール配信機能では、顧客セグメントに応じてコンテンツやURLを差し込むことが可能。また、一つのメールに複数のプロモーションを設定できる「マルチサービス」機能も提供する。こうした機能によって、一つのメールの中に「顧客の購買傾向に沿った商品」、「末子が10歳未満の子持ち向けクーポン」、「来店頻度にあわせたポイント還元」などと、顧客属性およびセグメントに沿ったコンテンツを送信することが可能になる。

 ASPとして提供されるため、短期間での導入と利用が可能。また、同社スタッフがメールの文面作成からプロモーション活動とその実施までを一括して代行するサービスも提供する。

 MA3は10万会員から利用可能で、価格は、10万会員が月額80万円から、100万会員が月額275万円から、1000万会員が月額1000万円から(いずれも税別)。

 同社では、B2Bビジネス向けのマーケティング支援CRM「MA2」を展開。2008年には日本マクドナルドの「トクするケータイサイト」と「かざすクーポン」のシステムの開発、導入、運営に参画している。そのほか、ガートナー ジャパンやシスコシステムズ合同会社といった企業も同社サービスを利用しているという。

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