トレンドマイクロは8月4日、中小規模オフィス向けのネットワーク接続ストレージ(NAS)に組み込んだウイルス対策ソリューション「Trend Micro NAS Security」の提供を開始したと発表した。今回のNAS Securityは、NASベンダーによりハードウェアにあらかじめ組み込まれて出荷されるため、専門的な知識や手間を必要とせずに導入や運用ができ、NASを媒体としたウイルスの感染拡大を予防できるという。
提供される機能は、ウイルスやスパイウェアの検索、パターンファイルのアップデート、検索ログの管理となる。搭載製品の第1弾として、バッファローがNAS Securityを組み込んだNASを8月中旬から出荷開始する。また今後、各NASベンダーからNAS Security搭載製品を出荷予定だという。
これまで、NASのウイルス対策にはウイルス検索用に別途サーバを設ける必要があったが、NASベンダーが中小規模オフィス向けのNASに組み込んで企業に提供することで、企業は導入の手間をかけずにNAS上でウイルス対策を実施できるとしている。
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