Google Venturesは米国時間7月21日、有料検索の仲介企業Tradaに450万ドルを出資するという、同社最新の投資計画を発表する予定である。
Tradaの第3ラウンド投資は、Google Venturesが主導し、これまでの出資元であるFoundry Groupがさらに125万ドル出資するということを、両社は21日午前に発表する予定である。コロラド州ボルダーを拠点とする従業員数50人の新興企業Tradaは、小規模の有料検索キャンペーンに関心のある小規模企業と、副業を求め買取契約の仕事に従事する検索マーケティング専門家らを結びつける企業であると、同社創設者兼最高経営責任者(CEO)であるNiel Robertson氏は述べた。
Google Venturesの他の投資の多くと同様に、有料検索は同社にとって非常に重要な分野である。有料検索広告は今でも、Googleの売上高全体の約3分の2を占めており、Tradaはどのようにして検索キャンペーンを取り入れればよいかがわからない小規模企業を支援するためのシステムを運営している。
Tradaは、検索広告に1カ月あたり5000〜5万ドルを投入したいが、キャンペーンを立ち上げ運営するために必要な専門技術を社内に持たない小規模企業をターゲットにしているとRobertson氏は述べた。これらの顧客は、1クリックまたは1コンバージョンあたりどれだけ支払いたいかという指標を設定する。そして、Tradaのデータベースに登録された約550人の有料検索コンサルタントからなるネットワークがそのコストを削減する方法を見出した場合、そのコンサルタントはその差額から25%をTradaに支払った金額を受け取ることになる。
その結果として、より多くの企業が検索広告市場に参入することになり、これがGoogleの利益増大につながることは明白である。Googleは自社の展望に合致する興味深い新興企業をすべて買収するという絶え間ない活動を続けているが、Robertson氏はTradaとGoogleが合併の可能性については話し合わなかったと述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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