ソフォスは7月14日、4〜6月の迷惑メール(スパム)送信国ワースト12に関する最新のレポートを発表した。これによると、スパム汚染国の1位は引き続き米国で、全世界のスパムメッセージの総数の15.2%を配信しており、1〜3月の13.1%から、さらに増加している。
また、英国の順位が今年初めの9位から4位に上昇、全世界のスパムの4.6%を占めている。2位はインド(7.7%)、3位はブラジル(5.5%)となっている。5位は韓国(4.2%)、6位はフランス(4.1%)、7位はドイツ(4.0%)と続き、以下は8位イタリア、9位ロシア、10位ベトナム、11位ポーランド、12位ルーマニアとなった。日本は30位だ。
スパムは企業のメールサーバが受信する全メールの97%にも上っており、生産性を低下させている。スパムの大部分は、偽造または違法商品を販売する手段として使用され、すべてのスパムが仮想的には、「ボットハーダー」とよばれるボットを悪用するサイバー犯罪者が制御するマルウェア感染コンピュータから送信されている。
コンピュータユーザーは、ボットネットを使用して配信されるスパムに多く含まれている悪意のあるリンクをクリックするなどして、気づかないうちに自分のPCをさまざまな形でボットネットの一部にしている可能性がある。これを回避するには、スパム対策やマルウェア対策の保護ソフトを導入するとともに、すべてのソフトウェアとハードウェアに最新のセキュリティパッチを適用することとしている。
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