IPA、Windows XPの脆弱性に対して修正プログラムの適用を呼びかけ

 独立行政法人 情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)は7月14日、マイクロソフトのWindows XPとWindows Server 2003にリモートからコードが実行される脆弱性(2229593:MS10-042)に関する注意喚起を発表した。この情報は7月5日に発表されているが、今回マイクロソフトは正式な修正プログラムを公開した。

 攻撃者がこの脆弱性を悪用した攻撃コードを埋め込んだウェブサイトを作成し、ユーザーが該当OSでサイトを閲覧した場合、攻撃者がユーザーのパソコンを制御できるようになる可能性がある。

 この脆弱性を悪用した攻撃コードが埋め込まれたウェブサイトは複数確認されているという。攻撃コードを埋め込まれたウェブサイトの多くは、いわゆる「ガンブラー攻撃」によって正規のウェブサイトが第三者により改ざんされたものである。そのため、正規のサイトであってもマルウェアに感染する可能性がある。

 IPAではマイクロソフトが正式な修正プログラムを公開したこと受け、Microsoft Updateによる一括修正あるいは個別の修正プログラムをダウンロードしてインストールし、この脆弱性を解消するよう呼びかけている。

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