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日立、科学技術計算向けサーバにPOWER7の新モデル--電力あたりの性能向上

ZDNet Japan Staff2010年07月09日 21時36分
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 日立製作所(日立)は7月9日、流体解析や衝突解析、気象予測といった科学技術計算分野向けのスーパーテクニカルサーバ「SR16000シリーズ」に、 POWER7プロセッサを搭載した新モデル「SR16000 モデルXM1」(XM1)を追加すると発表した。7月12日より販売、11月1日より出荷を開始する。

 POWER7の採用により、消費電力あたりの性能が向上しており、従来モデル(モデルL1)と比較して、約4.6倍となる433MFLOPS/ワットを実現しているという。

 XM1は、OSにAIXを採用したスカラ機の科学技術計算分野向けスーパーテクニカルサーバ。1ノードに最新のPOWER7(3.3GHz)を4個、メモリを最大256Gバイト搭載でき、最大512ノードの接続が可能だ。消費電力あたりの性能向上に加え、512ノード構成時の理論ピーク性能も従来モデルと比べ約2倍となる432TFLOPSに向上している。

 日立では、これにより電気代などのシステム運用コストの削減と計算処理時間の短縮を両立した、高信頼、高性能なスーパーコンピュータシステムを構築できるとしている。また、自動的に演算の並列処理を行う「自動並列化コンパイラ」や「クラスタ管理技術」といった日立独自の技術や運用管理ノウハウを組み合わせることで、ユーザーはスーパーコンピュータシステムの性能を最大限に引き出せるとしている。

 既存のベクトル機ユーザーに対しては、システム導入、構築を可能とするきめ細かいシステム構成、性能チューニングを提供し、ベクトル機から、スカラ機であるMX1への容易なプログラム移行を実現するという。また、4月に開設した科学技術計算用ソフトウェア群の提供や運用支援を行う「サイエンス・クラスタ推進センタ」によるシステム提案や支援活動を推進し、先進的なスーパーコンピュータシステムをユーザーと共に構築していくとしている。

 SR16000 モデルXM1の価格は個別見積もり。

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