ジュピターテレコム(J:COM)は7月7日、オンデマンド型チャンネル「WARNER TV」を開始すると発表した。7月15日から提供する。
WARNER TVは、ワーナー・ブラザースのテレビシリーズをオンデマンド形式で提供する新サービス。従来のビデオ・オン・デマンド(VOD)視聴が作品ごとに課金されていたのに対し、月額料金のみで作品を視聴できることが特長だ。
ジュピターテレコムの上席執行役員である中谷博之氏は「テレビを見るには、長い間番組表に合わせることが必要だった。しかし近年は、ライフスタイルの多様化、録画機の大容量化、デジタル化、双方向化といった環境を背景に、リアルタイム視聴からオンデマンド視聴へと変化してきている。J:COMでは、2005年にVODサービスを開始して以来、2万5000以上のタイトルを配信してきた。現在では約170万世帯が視聴できる日本最大のテレビ向けVODサービスを展開している。今回のWARNER TVの開始により、新たな多チャンネル視聴者層を開拓していきたい」と開始に至る経緯を話した。
視聴するには、J:COM TV デジタル(月額利用料:5229円)、J:COM TV デジタルコンパクト(月額利用料:4389円+1050円)、J:COM TV デジタル My style セレクト(月額利用料:4980円/7月15日から提供開始)のいずれかに加入することが必要になる。
配信されるのは「ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ」「コールドケース」「ER 緊急救命室」など、ワーナー・ブラザースが手がけた人気TVシリーズ。J:COM独占配信として「サウスランド(仮題)」(近日配信)と、「イレブンスアワー(仮題)」(2010年秋配信予定)の2タイトルも用意されている。どちらも日本未放送、DVD未発売の作品になり、今後も年に数本はこうした独占コンテンツを投入予定としている。
7月は50話以上、8月以降は毎月100話以上を配信する予定。視聴番組は一時停止や早戻しにも対応する。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」