Twitterは、オンラインショッピング事業に進出しようとしているか、少なくとも、特売品の情報掲載ができる場になることを目指している。
「@earlybird」と適切に命名された新サービスは、Twitterの公式アカウントの1つだ。同社はこのアカウントで、オンラインとオフライン両方の小売業者による特売情報に加え、「『チラ見せ』やイベント」についても配信する計画だ。@earlybirdをフォローするユーザーは、タイムライン上の他のツイートと一緒に、同アカウントの投稿を目にすることになる。
一見地味な配信方法ではあるが、@earlybirdは、Twitterが収益化を計画している点で注目に値する。同社は、特売情報を提供する企業との提携を進めており、@earlybirdについて説明しているページのいささか漠然とした文章によると、提携各社はTwitterに対して、同アカウント上での情報掲載料を払うか、トラフィックや成約に応じて手数料を払うことになるという。これがうまく行く場合、Twitterは、書籍や音楽、映画、テレビ番組向けのアカウントを含む他の分野に広げていく可能性もある。
Twitterはユーザーに対し、提携サイトによる特売情報以外にも、@earlybirdで取り上げてほしい製品やイベントがあれば、リプライ機能を使ってリクエストするよう呼びかけている。ただしこれは、ウェブのあちこちで見つけた特売情報をリクエストするようユーザーに呼びかけているわけではない。
Twitterによると、@earlybirdは、世界展開している大手ブランドから手がけるが、サービスを拡大して、より小規模なローカル企業も扱う可能性があるという。おそらく、こうした企業はいずれ、Twitterのジオタギング機能を利用できるようになり、ユーザーは自分が求める地元向けの特売情報だけを登録できるようになると思われる。「Groupon」「Livingsocial」「Tippr」など、地域限定の特売情報(クーポン提供)サイトと似たものになりそうだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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