Twitterの新機能「Twitter Places」は、近所の酒場でも、南アフリカで開催中の「2010 FIFA World Cup」の競技場でも、ユーザーが現在位置を名称別にツイートできるというものだ(同機能でツイートされた個々の場所は「Twitter Place」と呼ばれる)。
Twitter Placesは米国時間6月14日に発表され、向こう1週間にわたって65カ国でリリースされる予定だ。これは同社による、位置情報に基づくツイートのサービスに対する最新の機能強化となる。ユーザーは今後、すでにTwitterのデータベースに格納されている特定の場所でツイートをタグ付けする、新しい場所を追加する、特定の地域から誰か他にツイートしている人がいないかどうかを確認する、といったことが可能になる。
Twitterにとって、ロケーションをツイートすることは新しいコンセプトではない。2009年に公開されたジオタギング機能を使うと、ユーザーは緯度と経度に基づいて現在地の一般的な所番地を含めることができる。
だがTwitterによれば、Twitter Placesの背後にある目標は、ユーザーが所番地だけでなく特定の識別可能な名称を、自身の現在位置と関連付けられるようにすることだという。Twitter Placesの登場は、Twitterが2010年2月に開発者に向けて発表したと報じられているジオAPIへの変更を反映したものだ。
Twitterはこの新機能を立ち上げるため、人気の高いロケーションベースのソーシャルネットワークを手がける競合企業2社と提携してきた。Twitterは公式ブログの中で、foursquareおよびGowallaと緊密に連携して、ユーザーがTwitter Placeを、これら2社のサービスによって生成されるツイートと関連付けられるようにしたと述べた。これにより、あるTwitter Placeをクリックすると、標準のツイート一覧に加えてfoursquareおよびGowallaからのチェックインも確認できるようになる。
Twitter Placesを使用するには、ツイートにロケーションを追加するオプションを有効化しておく必要がある。有効化する手順は、まず自身のTwitterページを開き、「設定」リンクをクリックする。「ユーザー情報」タブの下、「ツイート位置情報」の隣に「自分のツイートに位置情報を入れる」オプションがあるので、このボックスをクリックするだけで有効になる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」