ECナビ子会社でポイント交換サイト「PeX」を運営するPeXは7月7日、共同購入型のクーポンサービス「グルピ」を公開した。
グルピは、50%以上の割引や限定特典がついた飲食店やエステサロン、ホテルなどのクーポンチケットを1日1エリア1商品限定で販売するサービス。販売期間を限定し、期間内に一定数の購入者が集まればクーポンを購入できる。
当初は東京エリア限定でサービスを開始するが、今後は順次エリアを拡大していく予定。また年内には同社のポイントサービスである「PeXポイント」での購入にも対応するという。PeXでは、「これまでにもポイントとイベントチケットの交換サービスを提供してきており、非常に好評だった。グルピはもともと要望のあったサービスを、より価値のある形で提供するもの」と説明する。また、「すでにPeXで50万人、ECナビでは300万人のユーザーがおり、そこにリーチできるのがグルピの強み」だという。PeXでは同事業で2011年度の売上10億円を目指す。
販売期間を限定してプレミア商品を提供することで、短時間に大量のユーザーを集める「フラッシュマーケティング」。これを実現する共同購入型のクーポンサービスとしては米Grouponの「Groupon」が有名だが、米国内だけでもすでに「100サイト以上存在する状況」(米国在住のベンチャーキャピタリスト)だという。
国内でも同種のサービスが数多く登場しており、この数週間だけでもパクレゼルヴとインフィニティ・ベンチャーズLLPが出資するクーポッドの「Q:pod」や、ネットプライスとデジタルガレージが出資するディールメートの「Qpon」、コーボー・ホールディングスの「GOTi」などが公開されている。
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