ウイングアーク テクノロジーズは7月6日、ビジネスインテリジェンス(BI)エンジンの機能強化版となる「Dr.Sum EA Ver 3.0 SP3」の出荷を開始したことを発表した。運用環境を向上させたほか、処理速度を向上、使いやすさも改善しているという。
運用環境の向上では、遠隔地利用を前提したデータベース(DB)管理用クライアント「Dr.Sum EA Web Tools」を提供する。管理ツールの「Enterprise Manager」や「VTB Creator」などの機能の一部をウェブから実行できる。また、CSVアップロード機能で、Dr.Sum EAデータベースへのウェブ経由でのデータインポートができるようになっている。Web Toolsは、今回のVer 3.0 SP3から複数企業での利用を前提として、グループ企業限定ライセンスと第三者利用ライセンスに標準で付属される。通常ライセンスでの利用には、今後オプションで提供される予定だ。
処理速度の点では、SQL解析処理速度が向上するとともに、文字列転送速度が向上することで、SQLExecutorやODBC、JDBC、JavaAPIなどのSQL処理速度も改善しているという。Active Directory検索機能も改善され、サブフォルダ検索や検索フィルタなどの機能が追加されているとしている。
またVer 3.0 SP3ではマルチサーバ機能を利用した分散環境でのデータ投入ができるようになっている。「Dr.Sum EA DataLoader」を利用したアップロードが可能となり、大規模データでの運用が効率化されるという。年度や拠点データをサーバごとに振り分けながらインポートできるようにもなっている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
パナソニックのV2H蓄電システムで創る
エコなのに快適な未来の住宅環境
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
OMO戦略や小売DXの実現へ
顧客満足度を高めるデータ活用5つの打ち手
企業や自治体、教育機関で再び注目を集める
身近なメタバース活用を実現する