インターネットイニシアティブ(IIJ)は6月28日、同社のクラウドサービス「IIJ GIO」で企業内のネットワーク環境から大容量ストレージを安価に利用できる「IIJ GIOストレージサービス」を発表した。8月から提供する予定。
IIJ GIOストレージサービスは、エンタープライズ向けの高品質、高可用性を装備したストレージサービス。1テラバイト(TB)単位の大容量ストレージを、1Gバイト(GB)あたり月額48円という価格で提供する。一般的な機能を提供する「ベーシック」と、高度な機能拡張にも対応する「スタンダード」の2タイプを用意、VPNや閉域接続などさまざまな接続形態が可能だ。
ベーシックの標準メニューは、基本ディスク領域が1TBでスナップショット・リストア機能、Active Directory連携ができて初期費用2万円、月額費用が8万円。オプションの追加ディスクは2〜5TBで月額5万円、6TB以上が月額4万円となっている。標準メニューの基本ディスクは、契約容量で月額費用が変化する。1GBあたり1TBで80円、5TBで56円、10TBで48円になる。
スタンダードの標準メニューは基本ディスク領域が5TBでボリュームシャドウコピー・リストア機能、Active Directory連携、アクセスログができて初期費用2万円、月額費用が40万円。オプションの追加ディスクが6〜10TBで月額7万円、11〜20TBで月額6万5000円、20TB以上が6万円となっている。スタンダードもベーシックと同様に、標準メニューの基本ディスクは契約容量で月額費用が変化する。1GBあたり5TBで80円、10TBで75円、15TBで72円になる。
また、IIJ GIOストレージサービスを配置するデータセンターは東日本と西日本に分散配置、災害時でも事業継続性を実現する。同社ではIIJ GIOストレージサービスの第1弾として、エンタープライズ向けのWindows環境のファイルサーバサービスを提供する。また、年内をめどにウェブインターフェースとAPIの提供を計画している。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス