国家公安向けの成長市場で取り組み強化--SAS、英Memexを買収

ZDNet Japan Staff2010年06月24日 11時16分

 米SAS Instituteは6月23日、ドイツ ベルリンにて開催中の「The Premier Business Leadership Series」にて、英Memexを買収したと発表した。

 Memexは、インテリジェンスプロセスの向上、公安の強化、犯罪やテロといった脅威の防止や抑止を支援する、インテリジェンスマネジメントソリューションを提供する企業。主な顧客には、英国および米国の警察や英国交通警察局、カンザス市テロリズム早期警戒グループ、アルバニア国家警察、国際連合薬物犯罪事務所などが含まれる。

 SASは今回の買収で、複数の警察機関の機能を統合した「フュージョンセンター」と呼ばれる機関向けの成長市場にも参入できるようになる。米国では、複数の州と主要都市がフュージョンセンターを置いており、Memexのテクノロジを活用している。SASのCEOであるJim Goodnight氏は、「警察、刑事裁判、国家安全保障関連市場向けの製品やソリューションを強化する上で、Memexの買収は大きな意味を持つ」としている。

 なお、SASとMemexはともに株式非公開企業のため、今回の買収に関する財務面の詳細は公表していない。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]