三洋電機から防水ムービーデジカメ「Xacti DMX-CA100」が発売された。夏に向けて防水デジカメの需要が高まるなか、ついに防水ムービーデジカメとして初となるフルハイビジョンモデルとなる。
防水能力はJIS防水保護等級IPX8対応で、水深3m、60分まで使用できる。ファイル形式はXactiでおなじみのMPEG-4 AVC/H.264。Windows 7の標準コーデックとなっているので、PCでの扱いがさらにしやすくなった。
サイズは高さ123.0mm×幅92.0mm×奥行き40.8mmと、Xactiとしては大きめで、大人の男性が持ってもちょっと手に余る感じ。といっても、もともと小型なXactiとの比較なので、使い勝手まで悪くなっているわけでもない。むしろ水中では抵抗があるので、モニタを左手で抑えながら使うことを考えるとしっかりとしたホールド感で使える。ムービー、写真の撮影ボタンやズーム切り替えなどはサイズが大きく、水中では扱いやすい。
メニューボタンや再生ボタンは液晶モニタを開いた本体側に設置。防水なのでボタン類なども極力簡素にしているのがわかる。若干、押した手応えがわかりにくく、反応はやや遅い印象だ。特に電源を入れ直すときは、立ち上がるまでにそこそこ時間がかかるため、再度ボタンを押して電源オフにしてしまったこともあった。ただ、液晶を開閉するだけで電源のオン・オフができるため、慣れれば問題のないレベルである。
メニューは通常のデジカメのようなノーマルタイプと、アイコンでのわかりやすい説明を加えたシンプルモード「ワンタッチ切り換えモード」の2種類を用意。とりあえずはシンプルモードで事足りる上、わかりやすいのでおすすめだ。
防水対策のため、HDMI端子やUSB端子類が収納されているカバーや電池カバーは、ロック式でカンタンには外れない仕様を採用する。SDカードは電池カバーを開け、電池を取り出してから入れ替える。通常のSDカードの出し入れに比べ、電池を外すというひと手間が加わるので、SDカードは16Gバイト以上の大容量のものを使い、入れ替えないことを前提に使うことをおすすめする。
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