MicrosoftがAppleの「iPhone」とNokiaの「Eseries」端末向けのソフトウェアとサービスの提供を開始している。
Microsoftはまず、米国時間6月20日にインスタントメッセージング(IM)サービス「Windows Live Messenger」のiPhone用で最新版となるバージョン1.0.1の提供を開始した。続く6月21日には、NokiaのEseries向けのユニファイドコミュニケーションクライアントの提供も開始した。これはMicrosoftとNokiaが2009年、2010年に公開すると発表していたものだ。
Windows Live Messengerのバージョン1.0.1は、iPhoneのほか、「iPod touch」「iPad」に対応する。IMとプッシュ通知機能のほか、「Hotmail」「Facebook」「Flickr」「MySpace」などのソーシャルサービスを友人が更新した場合はそれらの更新情報も表示される。最新版は、米国、英国、フランス、カナダの「Apple Store」よりダウンロードできる。
アップデート:最新のLive Messngerクライアントはマルチタスクに対応しているのかが気になっていた。だが、対応していないということがわかった。Microsoftは、マルチタスクに対応した「iOS 4」のリリースを待ってマルチタスク対応するよりも、AppleがiOSを公開する前にリリースすることにしたようだ。
Nokiaでは、「Nokia E52」「Nokia E72」向けの統合クライアントとなる「Office Communicator」を提供する。6月21日より、英語版をNokiaの「Ovi Store」からダウンロードできる。
(プレスリリースでは、最新版の正式名称は「Microsoft Exchange Mobile for Nokia devices supported by Microsoft Communicator, Office Mobile and SharePoint Mobile」となるようだ。「Microsoft Exchange Mobile」と短縮して呼んでよさそうだ。)
この統合Communicatorクライアントには、メンバーのプレゼンス情報が表示可能だ。ユーザーは相手のプレゼンス状態に応じて、IM、電子メール、テキストメッセージ、通話からコミュニケーション手段を選択できる。
NokiaとMicrosoftは2009年8月、SymbianベースのNokiaの携帯電話にMicrosoftの「Office Mobile」とCommunicator製品を提供する計画を発表している。両社は当時、将来的にはCommunicator Mobileを「一部のNokiaスマートフォン」にプリインストールし、「Nokia E5」などの他のNokia端末でも対応を拡大する計画を明らかにしていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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