paperboy&co.(ペパボ)は6月22日、ブックレビューコミュニティ「ブクログ」において、個人向け電子書籍作成サービス「パブー」を提供開始した。
ブクログは、ウェブ上に仮想の本棚を用意し、お気に入りの書籍やCD、DVDなどを並べ、レビューを投稿できるサービス。6月20日時点の登録アイテム数は約1700万点で、ユーザー数は約28万人。
パブーは、ブラウザ上で原稿を執筆し、電子書籍の作成から公開、販売手続きまで行える、個人向けの電子書籍作成サービス。電子書籍は何冊でも作成できる。ページ内のテキスト装飾や画像貼付などの編集を施したのち、作成したページをプレビュー画面で確認できる。
完成した書籍をパブーに公開すると、電子書籍用フォーマットePubとPDF形式にも自動変換して公開され、iPadやAmazon Kindleなどの電子書籍リーダーや、iPhoneなどでも閲覧できるようになる。未完成の書籍をページ単位で公開設定し、章ごとに連載形式で発表することもできる。
パブーは、ブグログのアカウント、またはパブーのアカウントを持っていれば、無料で利用できる。ただし、有料で販売した書籍には別途手数料が発生する仕組みだ。
書籍の公開は「無料公開」または「有料で販売」から選択できる。有料で販売する場合は、作者自身が10円から3000円の販売価格を決定し、販売価格から手数料30%を差し引いた70%が作者の報酬となる。
今後はブクログにおいて、パブーで作成された電子書籍の登録が可能になる予定。また、一般書籍と電子書籍の検索機能や、複数のクリエイターが集まって1つの作品を作ることができる編集機能の実装などを予定している。
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