2画面「libretto」、Android搭載PC、レグザデザインも--東芝25周年モデル発表

坂本純子(編集部)2010年06月21日 13時30分
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 東芝は6月21日、新モデルPCとして「dynabook RX3」「dynabook AZ」「liretto W100」「dynabook Qosmio DX」の4製品を発表した。1985年に東芝が世界初のラップトップPCを発売してから25年、東芝の技術とノウハウのすべてを結集した新製品という。6月25日から順次発売する。

スリム&コンパクトな「dynabook RX3」シリーズ

  • dynabook RX3

 dynabook RX3は、13.3型の液晶画面と光学ドライブを搭載しながら、最薄部16.8mm、重さは1.25kg、約11時間駆動(最上位モデルの場合)の軽量薄型ノートPCだ。CPUにはインテルCore i5-520MプロセッサまたはインテルCore i3-350Mを搭載。モバイル用ではない普通のノートPCに搭載されている通常電圧版のCPUの採用により、メインマシンとして使える性能を持つ。上位2モデルには、Windows 7 Professional 32ビットと64ビットが選べるセレクタブルOSを搭載している。

 HDDカバーやパームレスト部分に六角形の「ハニカム(蜂の巣)リブ構造」を採用したマグネシウム合金により、堅牢性をアップしたという。また、100kgf面加圧(LEDカバー面)と76cmの落下テスト(製品4面方向)、30cc防滴テスト(キーボード)をクリアしている。

 市場想定価格は、下位モデル「RX3/T6M」が16万円前後、最上位モデルの「RX3/T9M」が24万円前後。

Android 2.1採用の“クラウドブック”「dynabook AZ」

  • dynabook AZ

 dynabook AZは、プラットフォームにAndroid 2.1を搭載した新インターネットデバイスだ。10.1型ワイド(解像度は1024×600ドット)の液晶を搭載し、大画面や19mmピッチのキーボードなどノートPCとしての使い勝手と、すぐに起動して長時間利用できるスマートフォンの機動性を併せ持つ製品で、東芝では次世代型ノートPCとして「クラウドブック」と位置付ける。

 CPUにはNVIDIA Tegra 250プロセッサ 1.0GHzを搭載を搭載し、重さは約870g。バッテリは約7時間駆動、スタンバイ時は約180時間。ストレージとして16GバイトのSSDを搭載する。HDMI端子を持ち、大画面テレビに出力できるほか、ブラウザはFlashにも対応している。市場想定価格は4万円台半ば。

ダブルスクリーン対応のミニノートPC「libretto W100」

  • PCLiretto W100

 ミニノートPCliretto W100は、液晶画面を上下に搭載。ハードウェアキーボードを搭載しない代わりに、下画面はタッチスクリーンのソフトウェアキーボードとして利用できる。2005年の「libretto U100」以来、約6年ぶりに「libretto」の名が復活した、古くからのlibrettoユーザーには興味深い製品だ。

 CPUはインテルのPentium U5400。メモリは2Gバイトでストレージは62GバイトのSSD。OSは、Windows 7 Home Premiumを搭載している。通信機能はIEEE 802.11a/b/g/nの無線LANに加え、WiMAXにも対応している。重さは標準の4セルバッテリ装着時で699g、大容量の8セルバッテリ装着時で819gとなる。バッテリ駆動時間は2画面を点灯させた状態で、標準バッテリが約2時間、8セルバッテリは約4時間。市場想定価格は12万円台半ばの見込み。

レグザデザインの一体型AVPC「dynabook Qosmio DX」

  • dynabook Qosmio DX

 dynabook Qosmio DXは、同社のテレビ「レグザ」を意識したデザインの液晶一体型AVPCだ。21.5型の液晶ディスプレイを搭載し、フルHDを楽しめる。レグザと同じ映像専用エンジン「SpursEngine」を搭載することで、より画質にこだわったという。また、HDMI入力やD4入力に対応し、ゲーム機やBlu-ray Discレコーダとも接続できる。CPUにはインテルCore i5-450Mプロセッサを搭載している。市場想定価格は20万円前後の見込み。

BtoB市場にも積極的に展開していく東芝

 2010年4月、東芝はカンパニー名称を「PC&ネットワーク社」から「デジタルプロダクツ&ネットワーク社(DN社)」へと改名した。事業領域を大幅に拡大していくことを表したもので、今回発表したdynabook AZのようなクラウド向けデバイスやe-BOOK、ストレート型のPCなども手掛けていくとした。

  • 今後はBtoBの分野の事業も展開していくという

 世界全体のPCの市場規模では2009年度に3億台を超え、ポータブルPCの比率は60%という。世界市場での東芝のシェアは、、ポータブルPCの分野で4位、デスクトップPCも合わせた分野で5位という。また、グローバルにおける東芝の累計出荷台数は、1985年から現在までに9000万台を達成し、まもなく1億台に達する見込みという。また、新たに2010年度のグローバル出荷台数目標として、2500万台を掲げた。

 東芝 執行役上席常務 デジタルプロダクツ&ネットワーク社 社長の深串方彦氏は、「ホームユース、パーソナルユースなどBtoC市場だけではなく、BtoBへ領域を広げていく。東芝メディカルシステムズや東芝テックなど関係会社とのシナジーを生かし、オフィス、医療、店舗など端末だけでないソリューションを展開し、年間出荷台数2500万台に挑戦する」と語った。

デジタル製品

PCの記事一覧はこちら

  • このエントリーをはてなブックマークに追加