エフセキュアは6月17日、パスワードが犯罪者の手に渡るとさまざまな被害を受ける恐れがあるとして、パスワード設定を見直すよう注意喚起を発表した。
同社がドイツ、スウェーデン、イギリスの3カ国で行った市場調査の結果、ネットユーザーの20%が、複数のオンラインサービスの利用にひとつのパスワードを使いまわしていることが明らかになった。また、パスワードをポストイットなどに書き留めているユーザーも約20%おり、さらに回答者の約8%は「パスワードを忘れてしまう」ため、ログインする度にパスワードを変更しているという。
また、同社が7カ国を対象に行った別の市場調査では、回答者のおよそ半数が携帯電話端末にパスワードを設定していた。ただし、国別ではイギリスでは27%、アメリカでは13%にとどまっている。一方、ドイツはセキュリティ意識が高く、68%が携帯電話端末にパスワードを設定していた。
同社では、パスワードの使いまわしはオンラインで被害に遭う最も大きな原因としており、またパスワードを設定する際に誕生日や名前、ニックネームなどSNSで公開している個人情報に含まれる文字や数字は絶対に使用してはいけないとしている。
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