フリービット決算は売上高147億円、経常8億円に--今期は中国事業を強化

岩本有平(編集部)2010年06月14日 13時02分
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 フリービットは6月11日、2010年4月期の通期連結決算を発表した。売上高は147億900万円(前年同期比36.6%増)、営業利益は4億700万円(同74.1%減)、経常利益は8億400万円(同47.2%減)、純利益は10億2200万円(同38.9%減)となった。買収したメディアエクスチェンジ(MEX)やギガプライス、エグゼモードが売上に貢献したが、中国進出に向けたセールス案件の見送りやドリーム・トレイン・インターネット(DTI)の構造改革の遅れ、新設したトータルマーケティングセンタの立ち上げ遅延などにより、減益となった。

 フリービットは2009年6月に、中期経営計画「SiLK VISION 2012」を発表。同計画によれば、2010年4月期は投資と構造改革のフェーズにあたる。そのため事業の改革と統合や中長期戦略に向けた新事業への投資に注力したと説明する。2010年4月期の新製品としては、PCやスマートフォンなどをネットワークファイルサーバとして公開するアプリケーション「ServersMan」シリーズのラインアップを強化したほか、エグゼモードからはServersManをバンドルしたビデオカメラ「ServersMan Scooop」も発売した。

 2011年4月期の業績目標については、売上高170億円(前期比15.6%増)、営業利益9億円(同120.8%増)、経常利益10億円(同24.3%)、純利益6億円(同41.8%減)を見込む。今期はコンシュマー向けに月額課金型の家電ビジネスを提供するほか、中国事業を強化する。

 フリービットでは同日、ServersMan Scooopの後継モデルとなる「ServersMan Scooop HD」を発表した。HD動画に対応し、カムコーダ、カメラ、ボイスレコーダーの3機能を搭載する同製品は、ServersManの機能を使って動画や写真をネットワーク上に公開することもできる。フリービットグループでは、同製品を月額500円、12回払いの“継続課金モデル”で提供する。販売は6月18日から、商品の発送は7月下旬を予定する。

 また中国事業については、すでにIPv6化ソリューションを共同展開している「北京天地互連信息技術有限公司(BII)」に加え、「愛国者(aigo)」ブランドを展開する中国最大規模のデジタル家電メーカー「北京華旗資訊数碼科技有限公司」との提携を発表。北京に合弁会社「北京智慧風雲科技有限公司(Smart Cloud)」を設立してServersManのマスターライセンスを付与。中国をはじめ香港、台湾、シンガポールの各国でライセンスビジネスを進める。

 そのほか、ServersManの技術をベースにしたソーシャルアプリや電子書籍などを提供し、広告モデルでの収益が見込める事業についても展開していく予定だ。

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