EMCジャパン、新管理ソフト「Unisphere」発表--ストレージに新機能も追加 - (page 2)

新管理ソフトウェア「Unisphere」

 新製品として発表された管理ソフトウェア「Unisphere」は、従来は異なる管理ツールが対応していたブロックI/OストレージとファイルI/Oストレージを一元管理できるソフトウェア。同社では「将来的なプライベートクラウドに到達するための重要な要件として開発」したという。アクセスプロトコルの異なるストレージを統合管理するだけに留まらず、直感的でビジュアルな表示を行なうことで、ユーザー企業自身がストレージ管理を実行できる「内製化」を促進するとしている。

  • Unisphereの起動直後の画面イメージ。画面左半分がブロックI/Oストレージで、右半分がファイルI/Oストレージ。上半分がアラートメッセージで、下半分が容量の使用状況を可視化したグラフ(クリックで拡大画像を表示)

  • ユーザーによる管理の「内製化」に対応した表示。障害発生時には、障害を起こしたドライブの搭載箇所が赤く色づき、交換の際の間違いを防ぐ。ウィザード形式での作業ガイドも表示されるという(クリックで拡大画像を表示)

数年後には国内でもトップシェアに

EMCジャパン代表取締役社長の諸星俊男氏 EMCジャパン代表取締役社長の諸星俊男氏

 EMCジャパン代表取締役社長の諸星俊男氏は市場シェアに関する調査結果を紹介し、「EMCはミッドレンジ分野で全世界でトップシェア。日本以外のほとんどの国でトップなのだが、日本はトップにはまだ遠い。この状況を変えていき、数年後には日本でもトップシェアを獲得したい」と語った。

 さらに、全世界と日本とでシェアの状況がかけ離れている理由についての質問に答えて、「EMCはハイエンド製品中心/直販中心で価格も高いという古いイメージをいまだに引きずっている。現在ではミッドレンジ製品も充実し、さまざまなパートナーとの協業関係も深まり、さらに価格面でも競合に劣らないのだが、まだ認知が拡がっていない」と分析している。

 なお、本日発表の新機能の提供開始は2010年7月以降の予定。

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