logo

NSSOLと日本オラクル、最新のOracle Databaseで性能問題に挑んだ結果を公開

ZDNet Japan Staff2010年06月10日 15時50分
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 新日鉄ソリューションズ(NSSOL)と日本オラクルは6月10日、データベース(DB)製品の最新版「Oracle Database 11g Release 2」による、性能向上とTCO削減を目指して行われた各種検証の結果をまとめ、技術資料として公開したと発表した。

 今回、実証資料としてまとめられたのは、Oracle Database 11g Release 2の「In-Memory Parallel Execution」(In-Memory PX)と「Automatic Storage Management」(ASM)、および「Oracle Real Application Clusters」(Oracle RAC)に関するもの。実証は、デルの支援の下、Xeonプロセッサを搭載した「DELL PowerEdge R710」を使用して実施された。

 CPUの処理性能向上により、DB環境におけるデータ処理のボトルネックは、ストレージ層の性能に集中しつつあるという。この問題は、現在のハードディスク装置の性能限界に依存するため、スループットを最大化するための構成を確立する必要があるとされている。

 In-Memory PXは、メモリにキャッシュしたデータに対し、SQLの並列処理を行うことで、大量のデータを扱う処理を高速化する機能。数十Gバイトの大容量メモリを搭載した複数台のIAサーバをOracle RACで論理的に束ねたグリッド環境を構築し、In-Memory PXを組み合わせることで、並列処理における有効性が確認されたという。また、ハードウェアへの投資額を従来に比べ半分以下に削減できることも確認できたとしている。

 ASMは、Oracle Databaseに対してボリュームマネージャ兼ファイルシステムとして機能し、ディスク構成を仮想化して、ストレージの利用効率、パフォーマンス、可用性の最適化を実現するための機能。ASMの主要機能「自動リバランス」「ASM Intelligent Data Placement」に関して実証を行った結果、自動的にHDD内のデータ配置が最適化され、データ処理が高速化するほか、Oracle Enterprise Managerとの組み合わせで無停止でのストレージマイグレーションを実現できることを確認したという。

 両社では、これらの機能によりストレージへの投資と管理コストの削減が期待できるとしている。実証結果は、4つの技術資料として、日本オラクルの「Oracle GRID Center」サイト上で公開されている。

-PR-企画特集